年輪のお話です。
年輪とは樹木の横断面にみられるほぼ同心円状の輪の事で、温帯林では形成層の肥大生長が気温で異なり、春から夏にかけて活発に生長し、冬に休止するので、1年の間に粗と密の輪ができる。熱帯降雨林では1年じゅう生長を続けるので、年輪はふつう認められない・・・
簡単にご説明すると一年間で成長する部分のことです。
(年輪から年輪迄が1年、50あれば50年と言うことになる)
実際に年輪を数えると原木の樹齢が分かります。
年輪の知識としてはこの程度しか知らなかったのですが・・・
この年輪から色々なことが分かるそうです。
この年輪をよーく見てください。
よーく見ると丸太の中心のほうが年輪の間隔が狭く、外側になるにつれ
間隔が狭くなっていることが分かります。
年輪の幅の広い部分は一年間で大きく成長したことが分かります。
緑色の葉が生い茂り太陽をたくさん浴びぐんぐん成長した のでしょう。
成長の早い部分には枝があったことでしょう。
いつからか枝は減り、木はゆっくりゆっくり成長していったのでしょう。
原木を製材してみると一目瞭然です。
成長の早かった中心部分には節が出ています。
外側には節はでていません。
年輪を見るだけでおおよそではありますが製材したときに現れるであろう板の表情が想像できます。
年輪からは木の樹齢だけではなく色々な事を知り得るとができるのだなと知りました。
原木は製材してみないと細かい欠点や利点は分かりません。
しかし原木の買付の際には木材を見極める力が必要です。
その一つとして原木の切り口、年輪からいろんなことを読み取らなければいけません。
製材所に勤務して10年・・・
まだまだ知らない事が多いなと改めて思いました。